好きなアイドルの今を見てきた。NMB48アリーナツアー2015 2/5大阪

テスト勉強をほっぽりだしてNMB48のコンサートに行ってきた。
推しメンがAKBに移籍したこともあって、NMBを見るのは久しぶりだった。ちょっと日があいてしまったけど、以下感じたことをまとめた。

 


・テンションが!上がる!熱い!エモい!

1曲目からいきなり一番盛り上がる曲こと青春のラップタイム!まだテンション準備出来てないんですけどとか思うだけ無駄だ。気がつけば4年間で、わたしたちはみんなこの曲を聞けばテンションが上がる体になっていた。2曲目以降もいわゆるライブ向きな曲が続く続く。あっという間に汗をかいてしまった。手汗でペンライトがすっ飛んでいきそうだ。
演出装置はシンプルで、黄色っぽいライトで下から汗で火照る女の子たちが照らされているのが海辺の夕暮れ時みたいで、それだけで感動する。
序盤にサプライズで研究生12人全員の正規メンバー昇格発表があった。ひとりひとり名前が呼ばれていって、長い不遇の時代を耐えぬいた2期生の名前が呼ばれるとひときわ大きな歓声が上がった。研究生で一番注目度が高いのはいちど卒業して戻ってきた元2期生エースの城恵理子ちゃんだと思うのだけど、安易に彼女の復活劇という物語にしてしまわないところにNMB48運営陣への信頼を置ける。

 

 

・ダンスの上手な人を見るのが楽しい。
大きな会場は引きで見られるからダンスの違いを見るのが楽しい。技術的なことはよくわかんないけどよくわかんないなりにすげーとか思う。
4期生の西村愛華ちゃんのダンスは間の動きがひとつ多い。腕を振り上げて下ろすだけじゃなく、中間地点をいくつも持ってる。コンマ1秒にも満たないその瞬間の動きにまで完璧に意識を行き渡らせる。フェミニンのなんたるかは愛華ちゃんのダンスを見ればわかる。
1期生の近藤里奈ちゃんは関節がひとつ多いんじゃないかと思う。流れるように愛らしさを纏って踊る愛華ちゃんとは違って、近藤さんは奔放な性格通り自由に踊っているのだけど、ひとつ多い関節(妄想です)を動かして誰よりかっこよく決める。ダンス上級者というのはどうしてこうも身体の作りが違うと思わせるような動きをするのでしょうね。
AKBとNMBを兼任するご存知柏木ゆきりんパイセンは逆に余分な要素が一切ない。最低限の動きで女性らしさを体現する。どうしても目が奪わる。プロだ…パフォーマンスを魅せる人としてのプロ。

 

 

・戦う女の子は格好いい
NMBは這い上がるぞって気合を持った人が多くて、上に行くためにチームもグループも利用する。団結は武器になることを知っている。その上で自分が一番輝こうとするそのバチバチ感が堪らなく好きだ。
今回はそれがよく演出されていて、チームNチームM、チームB2、チーム研究生で分かれてそれぞれ曲披露するし、全体で歌う曲でもチームごとに衣装の色が分かれてるし、ポジションもチームごとに固まってるしでずっと意識してるし見てる側も意識する。曲もギラギラしたものが多くてカメラワークもクレーン使った映画みたいな壮大なスケール感で超かっっこいい。レーザービームも火柱も似合う美少女たち最高かよ!
てっぺんを目指してる美少女の中からとびきり輝いてる子を探すのはなんて楽しいのでしょう。いろんな女の子がいる。みんな自分が一番輝く方法を探している。見つけた子から輝くんだ。

 


・外向きとアットホーム
大阪での2日間は濃いヲタクが喜ぶセットリストだった。卒業を控えた山田菜々ちゃんメインだったり、デビュー当時の思い出の曲をふんだんに盛り込んだり。
結成直後、AKBのコンサートに客を奪うつもりでトップの3人が殴りこんだ伝説の抱きしめられたら!大阪1日目に入らなかった全懐古厨が悔しさに歯ぎしりした。でも愛知でもやったらしいね!東京でもやるのかな!一回も見れない悔しさで爆発しそうです!


AKB48紅白對抗歌合戰 2011 #20 抱きしめられたら NMB - YouTube 

結成直後にSKEのコンサートに殴りこんだヤンキー曲のマジジョテッペンブルース。あの頃からずっと、てっぺんだけを狙ってる。

2010年当時。NMBの殴り込みは3:38頃〜 

SKE48×NMB48 マジジョテッペンブルース(汗の量... 神戸... 10.10.17 ...

あれから4年と4ヶ月。


NMB48 マジジョテッペンブルース 大阪城ホール - YouTube

NMBは比較的良い曲をもらっているんだけど、発売時に微妙な評価だった曲も、公演やライブを重ねて神曲にしてしまえるのが強い。特にシングル表題曲は全部やるし全部盛り上がる。だからカップリングや公演曲まで聴きこんでいないライト層も取り込める。

歴史を追うことと、何も考えなくても楽しめることを両立させられるのはすごい。ペンライトの海を見て、歓声を聞いて、熱狂のなかにいて、NMBが愛されてるのを感じて、わたしもすごく好きなような気がした。いやもちろん好きなんだけど、そう思わせる力があった。

 

・過去と今をつなぐコンサート
懐古厨として、NMBのはじまりの歴史を再体験できたことは感無量だった。途中でもう死んでもいいと思った。次の瞬間には楽しすぎてまだ死ねないと思ったけど。でも1期生に焦点が当てられることが多く、1期生でも人気の若手でもないメンバーのファンは楽しかったのだろうかと少し思った。推しの活躍が見たくて現場に足を運ぶ人は多い。だからAKBは一人一人によりスポットライトが当たるイベントを多く開催してきた。NMBのこのツアーはユニット曲が少なく、従来の48のコンサートと逆の方向性を行くものだろう。わたしが1期生が好きだからこそ言えることかもしれないが、これで良かったと思う。2~3時間で数十人いるメンバー全員に光を当てることは難しい。メンバー個人ではなく、NMBのベストを見た。歴史を追うこともチームを意識させることも、結果としてグループへの愛を強くする。
わたしは1期生が大好きで思い入れがあるけれど、だから1期生が活躍しているのはとてもうれしいけれど、たくさんの若手が育っていることを感じて頼もしかった。歴史を見ると同時に、今の最大勢力を見た。これからも振り返りたくなる歴史が生まれ続けるといい。


ツアーも残すは東京のみ。千秋楽はライブビューイングもあるのでなにとぞ、アイドルとかかわいい女の子とか好きな方はなにとぞ、一度見てみてください。絶対楽しいよ!
http://eplus.jp/sys/web/irg/nmb48lv/index.html

 

はじめてジャニーズのコンサートに行ってきた。「ジャニーズWEST 1st コンサート 一発めぇぇぇぇぇぇぇ!」

 

明けましておめでとうございます。今年も(こそ)良い一年になりますように。
忘れっぽい性格のせいか2014年の振り返りをしようと思ったらなんだか何も思い出せませんでした。それだけ大したことのない一年を過ごしたということかもしれませんが、次の年末はもう少し感傷に浸ったりニヤニヤしたりを楽しめるようにできるだけいろんなことを書き残しておきたいと思います。

 

というわけでさっそく2015年一つ目の思い出を。
はじめてジャニーズのコンサートに行ってきた。小学生の時にHey!Say!JUMPの山田涼介さんにハマり、それから3年間ほど彼を追いかけていたのだけれど、中学生がコンサートなんて行くもんじゃありませんという家庭に育ち、そもそもチケット代を捻出できるほどのおこづかいもなくて、そのうち流行しだしたAKBに夢中になったために一度もコンサートに行くことなくジャニヲタを卒業した。

 

そんな昔の思い出を微妙に引きずりながら参戦したのはHey!Say!JUMPではなくジャニーズWESTの1stコンサート。Hey!Say!JUMPを追いかけていたときに勢いのあったジャニーズJr.として現ジャニーズWESTのメンバーである重岡大毅さんや桐山照史さんらのことはある程度知っていた。2014年の幕開けとともにデビューが発表されたジャニーズWEST。まだコンサートやってなかったんだと驚きつつ1stコンサートという響きの甘さに惹かれ、年末にかけて気が滅入る出来事が多かったので元気をもらえるかなと、とても気軽に参戦を決めた。コンサートは遠い世界だった数年前と比べて自由なお金と経験値が増えたのを実感。これが大人になる最大のメリットかもしれない。

 

1stコンサートなだけあって関西出身っていうグループの特性と、メンバーそれぞれをしっかり見られる構成になっていて入門者にとっては超ありがたかった。序盤で動画とラップに合わせてメンバー紹介するコーナーがあってわかりやすかった。はじめてで1stコンってどうなんだろうか…って思ってたけどむしろすばらしい入り口!紹介コーナーで藤井流星さんが「かわいい子には〇〇をさせよ」っていう問題に「チュー♡」って答えたのマジ1000%アイドル。

 

関西だからお笑いムード漂わせまくってたんだけど中盤にかっこいい曲仕込んできててそれがもう〜〜〜めっちゃいい!おちゃらけ男子とかっこいいの親和性の高さよ…かっこよくキメられる人が普段わざとおちゃらけてるんだってところに萌えるのかその逆なのか。Break out!の中間さんと桐山さんのシンメが超超かっこよくて痺れた。桐山さんはガチ恋枠。

 

わたしはセンターの重岡大毅さんが昔からJr.のなかで一番かっこいいなーと思っていたのでたぶん今回も一番よく見ていたと思う。生で見る重岡さんはなんというか、とてもイケメンなのだけど結構普通の男の子だった。あんまり溌剌とした雰囲気はないけれど頭を拭いたタオルをかぶったままという全然顔が見えない状態でMCをしたり曲中でメンバーやJr.にちょっかいをかけたり、最も自由に楽しそうに笑っていたのでほっこり嬉しくなった。
けれど暗い照明の中で目を伏せたまま口元を拭って次の曲へスタンバイする重岡さんはやっぱり0番だった。センターとしての宿命を負う人はどうしようもなく美しい。これからの物語をもっともっと見たいと思ってしまう。センターは誰よりもその身に視線を集めて、その分誰よりもグループへの影響力と責任を持つ。(とわたしは思う) そして数年で誰よりもオーラを増す。
ジャニーズWESTがこれから売れるのか、伸び悩むのか、センターもしくは中心メンバーだけに人気が集中する時期を経験するのか。そのとき彼はどう悩んで乗り越えるのか。見ていたい。きれいな欲望じゃないとわかっていても今の続きを知りたくて興奮する。

 

オペラグラスで全体を覗きながら重岡さんを追いながら何度も目を奪われたのがジャニーズWESTのバックについているジャニーズJr.の人たちだった。
ジャニーズのコンサートではJr.がバックにつくことはもちろん知っていた。デビューしていない、コンサート中に名前が紹介されることもほとんどないその人たちを応援している女の子がたくさんいることも知っていた。だけれどもこんなに目で追ってしまうものだとは思わなかった。
光が当たらない隅っこでキレッキレに踊る男の子たち。そのまま学校に行ったら絶対モテまくりでしょうと邪推してしまうような文化系イケメンが法被を着てあんまり似合わないダンスを着せられて笑っている。もっとスポットライトを浴びるために、がむしゃらに貪欲に踊るおろかさがきれいで痛くてかっこよくて涙が出そうだった。そして明るい真ん中で自分のためだけに作られた衣装を着ている人たちはこの過程を経てきたんだってことを思うともう鳥肌も立つしかない。マイクにメンバーカラーが埋め込まれてるのもエモい。ただこの人だけのためのマイク。

 

あと、音響と照明の連携が完璧でバリエーションも多くてさすが天下のジャニーズ様だった。
MCのとき、最前席でオペラグラス覗いてる人は毛穴でも見てんの!?って話題でとっさにメンバーの毛穴映りそうなぐらいドアップ映像にするカメラさんも上手かった。あのカメラさんもジャニーズ専属のカメラさんだったりするのかな。
金と権力と知識と経験の集合体を見られるだけでチケット代の価値ある。

 

今年中に絶対Hey!Say!JUMPのコンサートにも行くぞ。

 

初テニミュの感想。主に小越勇輝さんについて

 

はじめてテニミュを見てきた。
「テニスの話なのに歌って踊るの?w えー人気みたいだし1回行ってみたいよね!w 」
と、めちゃめちゃ軽い気持ちで行ったら帰りには
テニミュ尊い…小越勇輝さま尊い…;;;」
と呻きながらブロマイドを購入していたので感動を書き残しておこうと思う。

 

ストーリーは数年前に漫画で一度読んだだけだし、キャストのことも全く知らなくて、開始前の影アナでその日が名古屋初日だってことを知ったぐらいの予習不足だったけど何の問題もなかった。
手塚ファントム(たぶん技の名前)とかまじで意味がわからないし不二先輩めっちゃ負けそうだったのに手塚先輩への愛の歌(腐女子フィルター)歌ったら勝ったし突然結婚式みたいな回想ムービー流れるしでおもしろ場面もちょいちょいあったんだけどそれを吹き飛ばすぐらいかっこよかった。

 

まずびっくりしたのが、思った以上にテニスっぽい。もちろんほんとにボールを打ったりはしないんだけど、ラケットを振る動作と、ボールが当たる音、ボールが着地する一瞬に床にできる光の球でこれはテニスだって違和感なく納得できた。
原作はご存知テニプリだから、あんなスーパー中学生達もスーパーテニヌもありえないのに、それを現実に存在する人間に目の前で全力で演じきられるともう馬鹿にはできない、頷かざるを得ない謎の説得力。

 

何よりも圧倒されたのは主役である小越勇輝さんの圧倒的存在感だった。
全国大会決勝直前に、リョーマは事故で記憶を失い、テニスのやり方すら忘れてしまう。そこで過去に戦ったライバルたちとのテニスを通じて記憶を取り戻そうとするっていう流れがあるんだけど、最初はわけもわからずおどおどしてたリョーマくんが少しずつ記憶と自信を取り戻すに連れて表情も動きも纏う空気も変わっていく姿が、小越さんが主役として輝いていく過程みたいに見えて勝手に感動した。完全に記憶を取り戻して相手チーム主将である幸村くんとの試合に望む頃には、生意気で、自分に絶対の自信があって、誰より純粋な越前リョーマがそこにいた。
影アナや最後の挨拶では小越さんはもっと透明で優しくてまっすぐでなんだか折れてしまいそうな消えてしまいそうな印象を受けた。その印象が正しいのかどうかはわからないけど少なくともリョーマみたいに天才で純粋でだからこその不遜さを持った人間はそうそういない。それでも何年も公演を続けることでこの人は越前リョーマを体現したのだろうと思った。一番多感な時期に4年間ずっと同じ人で在り続けるのはどれほど難しいことだっただろう。
リョーマくんの不遜さが全部テニスへの愛と自信からきてることが記憶喪失によってわかったのもグッと来た。確か記憶を取り戻した時に「テニスが俺の全て」って歌詞の曲を歌っていて、その重たすぎる言葉に全く悲壮感がのっていなかった。これしかないと思えるものがあって、それが例えば怪我一つで突然失う可能性があるものの時、怖いし悲しいと私は思ってしまうけどそれは決して悪いことではないんだと理由がわからないまま納得した。こんなに輝けるものがあるということが悪いわけがなかった。

ありがとう 笑ってくれて
ありがとう 叱ってくれて
ありがとう 支えてくれて
ありがとう 愛してくれて

最後に小越勇輝さんが歌う曲。「あれから少し大人になった僕が今度は誰かの幻になれたら」と歌う曲。現キャストでテニミュをやるのは今回が最後。これでラストなんだと、終わってしまうんだと、最後を締めくくる曲だった。

 

と、号泣必至の感動シーンで湿っぽく終わったりしないよね!?明るく終わってくれるよね!?と思えるのがテニスの王子様で、ダブルアンコールの幕があがるとなぜかみんなラケットではなくポンポン持って出てくる!そして歌う「がんばれまける必ず勝て」ソング!!なにその鬱ソングって感じの歌詞だけどたっぷり3時間以上、全力で勝負する少年たちを見てからだとそんなねちっこい話ではなくて、本当にまっすぐ、がんばるの気持ち良いよ勝ちたいよ〜〜〜って思わせてくれる素晴らしい曲でした。だって試合に勝ちたいしそれならがんばるし、負けるなって、必ず勝てって応援する。頑張り続けるのは苦しいしちゃんと休もうってメッセージとは逆方向から、がんばる清々しさを教えてくれるとても優しい曲だった。

そんなミュージカルテニスの王子様2nd、明日が大千秋楽です。勢いで券とったからライビュ行ってくるよ!楽しみ!

 


あと、ダブルアンコール後にステージと客席で応援コールする時間があって、自分たちの番じゃないときに後ろでなんか喋ってたりわちゃわちゃしてる人たちが可愛くて可愛くて可愛くて、そんな姿や、試合中に屈んだ時にちらっと見えたパンツのゴムや、踊ってる時の凄まじい色気にやられてわたしは不二先輩役の矢田悠祐さんに落ちました。

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矢田ちゃんピース!!!