はじめてジャニーズのコンサートに行ってきた。「ジャニーズWEST 1st コンサート 一発めぇぇぇぇぇぇぇ!」

 

明けましておめでとうございます。今年も(こそ)良い一年になりますように。
忘れっぽい性格のせいか2014年の振り返りをしようと思ったらなんだか何も思い出せませんでした。それだけ大したことのない一年を過ごしたということかもしれませんが、次の年末はもう少し感傷に浸ったりニヤニヤしたりを楽しめるようにできるだけいろんなことを書き残しておきたいと思います。

 

というわけでさっそく2015年一つ目の思い出を。
はじめてジャニーズのコンサートに行ってきた。小学生の時にHey!Say!JUMPの山田涼介さんにハマり、それから3年間ほど彼を追いかけていたのだけれど、中学生がコンサートなんて行くもんじゃありませんという家庭に育ち、そもそもチケット代を捻出できるほどのおこづかいもなくて、そのうち流行しだしたAKBに夢中になったために一度もコンサートに行くことなくジャニヲタを卒業した。

 

そんな昔の思い出を微妙に引きずりながら参戦したのはHey!Say!JUMPではなくジャニーズWESTの1stコンサート。Hey!Say!JUMPを追いかけていたときに勢いのあったジャニーズJr.として現ジャニーズWESTのメンバーである重岡大毅さんや桐山照史さんらのことはある程度知っていた。2014年の幕開けとともにデビューが発表されたジャニーズWEST。まだコンサートやってなかったんだと驚きつつ1stコンサートという響きの甘さに惹かれ、年末にかけて気が滅入る出来事が多かったので元気をもらえるかなと、とても気軽に参戦を決めた。コンサートは遠い世界だった数年前と比べて自由なお金と経験値が増えたのを実感。これが大人になる最大のメリットかもしれない。

 

1stコンサートなだけあって関西出身っていうグループの特性と、メンバーそれぞれをしっかり見られる構成になっていて入門者にとっては超ありがたかった。序盤で動画とラップに合わせてメンバー紹介するコーナーがあってわかりやすかった。はじめてで1stコンってどうなんだろうか…って思ってたけどむしろすばらしい入り口!紹介コーナーで藤井流星さんが「かわいい子には〇〇をさせよ」っていう問題に「チュー♡」って答えたのマジ1000%アイドル。

 

関西だからお笑いムード漂わせまくってたんだけど中盤にかっこいい曲仕込んできててそれがもう〜〜〜めっちゃいい!おちゃらけ男子とかっこいいの親和性の高さよ…かっこよくキメられる人が普段わざとおちゃらけてるんだってところに萌えるのかその逆なのか。Break out!の中間さんと桐山さんのシンメが超超かっこよくて痺れた。桐山さんはガチ恋枠。

 

わたしはセンターの重岡大毅さんが昔からJr.のなかで一番かっこいいなーと思っていたのでたぶん今回も一番よく見ていたと思う。生で見る重岡さんはなんというか、とてもイケメンなのだけど結構普通の男の子だった。あんまり溌剌とした雰囲気はないけれど頭を拭いたタオルをかぶったままという全然顔が見えない状態でMCをしたり曲中でメンバーやJr.にちょっかいをかけたり、最も自由に楽しそうに笑っていたのでほっこり嬉しくなった。
けれど暗い照明の中で目を伏せたまま口元を拭って次の曲へスタンバイする重岡さんはやっぱり0番だった。センターとしての宿命を負う人はどうしようもなく美しい。これからの物語をもっともっと見たいと思ってしまう。センターは誰よりもその身に視線を集めて、その分誰よりもグループへの影響力と責任を持つ。(とわたしは思う) そして数年で誰よりもオーラを増す。
ジャニーズWESTがこれから売れるのか、伸び悩むのか、センターもしくは中心メンバーだけに人気が集中する時期を経験するのか。そのとき彼はどう悩んで乗り越えるのか。見ていたい。きれいな欲望じゃないとわかっていても今の続きを知りたくて興奮する。

 

オペラグラスで全体を覗きながら重岡さんを追いながら何度も目を奪われたのがジャニーズWESTのバックについているジャニーズJr.の人たちだった。
ジャニーズのコンサートではJr.がバックにつくことはもちろん知っていた。デビューしていない、コンサート中に名前が紹介されることもほとんどないその人たちを応援している女の子がたくさんいることも知っていた。だけれどもこんなに目で追ってしまうものだとは思わなかった。
光が当たらない隅っこでキレッキレに踊る男の子たち。そのまま学校に行ったら絶対モテまくりでしょうと邪推してしまうような文化系イケメンが法被を着てあんまり似合わないダンスを着せられて笑っている。もっとスポットライトを浴びるために、がむしゃらに貪欲に踊るおろかさがきれいで痛くてかっこよくて涙が出そうだった。そして明るい真ん中で自分のためだけに作られた衣装を着ている人たちはこの過程を経てきたんだってことを思うともう鳥肌も立つしかない。マイクにメンバーカラーが埋め込まれてるのもエモい。ただこの人だけのためのマイク。

 

あと、音響と照明の連携が完璧でバリエーションも多くてさすが天下のジャニーズ様だった。
MCのとき、最前席でオペラグラス覗いてる人は毛穴でも見てんの!?って話題でとっさにメンバーの毛穴映りそうなぐらいドアップ映像にするカメラさんも上手かった。あのカメラさんもジャニーズ専属のカメラさんだったりするのかな。
金と権力と知識と経験の集合体を見られるだけでチケット代の価値ある。

 

今年中に絶対Hey!Say!JUMPのコンサートにも行くぞ。